英語中国語通訳者の卵

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英語のアクセントに関する意識調査

22.イギリス英語系アクセントとアメリカ英語系アクセントの違いについて以下から当てはまるものをチェックしてください(複数選択)

A. アクセントの違いについて特に意識した経験がない
B. リスニングテストで重要だ
C. リスニングテストで重要とは思わない
D. 意識して重点的に学習している
E. 意識して学習したことはない
F. リスニングテスト以外でも外国人との交流で役に立ったことがある
G. リスニングテスト以外であまり役に立ったことがない
H. 留学や外国人との交流の中で重要だと考えるようになった
I. 留学や外国人との交流の中で最初は気にしていたが今は気にならなくなった
J. イギリス英語やアメリカ英語の違いや訛りは英語でのコミュニケーションを妨げている
K. インド訛りやロシア訛りなどの訛りや黒人英語、その他の地方訛りはコミュニケーションを妨げている

 

 

考察の前に

 今回、この質問では11項目の複数選択(1つ以上の回答)であるため、1つだけ選択して他の該当していたはずの選択肢をスルーしたり、必ず1つを選択しないといけないにもかかわらず「わからない」の選択肢を設けていないために適当にとりあえず1つ選択した回答者の存在が予想される。前者について、複数選択者が76名中33名(43%)と半数を割っていることからそれなりの割合で存在すると予想できるため和集合を用いて補うことにし、後者については考察の際に念慮することとする。「D. 意識して重点的に学習している」と回答した人は76名中5名(6.5%)と予想よりはるかに少数派という結果となったのはこの表現が現在進行形でかつ「重点的に学習」という表現だからなのかもしれない。「何らかの形で意識して学習したことがある」という表現にすれば該当者は増えたと思われるが、後に考察する通り、5名 (6.5%)と少数派ながら「D. 意識して重点的に学習している」を選んだ回答者のTOEICスコアや英語力が高いことが判明したのは上々である。

 

高得点者の特徴について

「D. 意識して重点的に学習している」「C. リスニングテストで重要とは思わない」を選んだ二つの群のTOEICの平均点がそれぞれ898点、884点と非常に高い上に、標準偏差が41、73とばらつきが小さい。また、平均点から標準偏差を引いた値が860、810と他の項目と比べてそれぞれ1番、2番目に高いことが分かる。

人数 平均 平均-標準偏差 平均+標準偏差 標準偏差  
5 898 857 939 41 D. 意識して重点的に学習している
10 884 811 957 73 C. リスニングテストで重要とは思わない
2 890 780 1000 110 J. イギリス英語やアメリカ英語の違いや訛りは英語でのコミュニケーションを妨げている
4 863 776 949 86 I. 留学や外国人との交流の中で最初は気にしていたが今は気にならなくなった
8 848 739 957 109 K. インド訛りやロシア訛りなどの訛りや黒人英語、その他の地方訛りはコミュニケーションを妨げている
13 840 733 947 107 F. リスニングテスト以外でも外国人との交流で役に立ったことがある
21 783 619 947 164 B. リスニングテストで重要だ
17 749 599 898 149 H. 留学や外国人との交流の中で重要だと考えるようになった
29 744 584 905 160 E. 意識して学習したことはない
18 680 521 838 159 A. アクセントの違いについて特に意識した経験がない
0 0 0 0 0 G. リスニングテスト以外であまり役に立ったことがない
低得点者の特徴について

 TOEIC平均点から標準偏差を引いた値で低い順に6項目を並べると

人数 平均 平均-標準偏差 平均+標準偏差 標準偏差  
18 680 521 838 159 A. アクセントの違いについて特に意識した経験がない
29 744 584 905 160 E. 意識して学習したことはない
17 749 599 898 149 H. 留学や外国人との交流の中で重要だと考えるようになった
21 783 619 947 164 B. リスニングテストで重要だ
13 840 733 947 107 F. リスニングテスト以外でも外国人との交流で役に立ったことがある
8 848 739 957 109 K. インド訛りやロシア訛りなどの訛りや黒人英語、その他の地方訛りはコミュニケーションを妨げている

 

回答結果の分布

「 A. アクセントの違いについて特に意識した経験がない」または「C. リスニングテストで重要とは思わない」または「E. 意識して学習したことはない」を選んだ回答者は49名(64%)で平均点は 753 、その標準偏差は 160 で TOEIC 593~913 という結果になった。

この回答者49名から B、F、H、I、J、の比較的アクセントに意識を向けていると予想できる選択肢を選んだ14名を除くと、35名になり、平均点は 750 、その標準偏差は 157で TOEIC 593~907 と予想に反して、同じような結果になった。

A. アクセントの違いについて特に意識した経験がない
C. リスニングテストで重要とは思わない
E. 意識して学習したことはない

B. リスニングテストで重要だ

F. リスニングテスト以外でも外国人との交流で役に立ったことがある
H. 留学や外国人との交流の中で重要だと考えるようになった
I. 留学や外国人との交流の中で最初は気にしていたが今は気にならなくなった
J. イギリス英語やアメリカ英語の違いや訛りは英語でのコミュニケーションを妨げている

これは、上記の内 AまたはCまたはE かつ BまたはFまたはHまたはIまたはJ の回答者のスコアの分布が次のように低スコアも高スコアも含んでいるからである。

AまたはCまたはE かつ BまたはFまたはHまたはIまたはJ の回答者14名の平均点、標準偏差はそれぞれ 711、173で  予想できるTOEICの分布は TOEIC 538~884 になり、たとえ B、F、H、I、J、の比較的アクセントに意識を向けていると予想できる選択肢を選んだ人、つまり、アクセントの違いが重要であると認識はしていても勉強しなければTOEICのスコアが上がることはないことを示唆していると言えるだろう。

また、「C. リスニングテストで重要とは思わない」を選んだ人のTOEICのスコアは高いのは英語を勉強したからこそ言えるのではないだろうか。

 

以上を踏まえると「 A. アクセントの違いについて特に意識した経験がない」または「E. 意識して学習したことはない」を選ばなかった人ののTOEICのスコアは高いと予想でき、以下の通り実際に平均点が高くなっているが、それでも、「B. リスニングテストで重要だ」「H. 留学や外国人との交流の中で重要だと考えるようになった」のいずれか一つのみを選んでいる回答者で低スコアが散見された。やはり、重要さを意識するような経験をしただけでは英語の成績は上がらないと言ってよいだろう。

「 A. アクセントの違いについて特に意識した経験がない」及び「E. 意識して学習したことはない」を選ばなかった人は34名で 平均点808 標準偏差143 TOEIC 665~950 となった。

ちなみに、「 A. アクセントの違いについて特に意識した経験がない」かつ「B. リスニングテストで重要だ」を選んだ3名は、低スコア2名と高スコア1名で平均点と標準偏差はそれぞれ 622、215 となった。のに対し、「 E. 意識して学習したことはない」が「B. リスニングテストで重要だ」と思っている人は3名のみではあっが平均点と標準偏差はそれぞれ 847、87 と高いスコアを持っていた。

 

対して、「B. リスニングテストで重要だ」または「D. 意識して重点的に学習している」を選んだのは

 

 

 

 

「E. 意識して学習したことはない」が29名(38%)で最頻となり、 TOEIC 580~900 の人も意識して勉強したことがないと回答する結果となった上に「A. アクセントの違いについて特に意識した経験がない」も18名(23%)と3番目に多く、TOEIC 520~840 の人はアクセントの違いについて意識した経験がないという結果になった。 

ただし、「B. リスニングテストで重要だ」と回答した人は21名(28%)は2番目に多くなっており、標準偏差も164 と一番高くなっていることから、TOEIC 620~950 と、600点から満点近くの人がリスニングテストで米英アクセントの違いが重要だということを認知していることが分かる。

 

 




 

 

 

22.イギリス英語系アクセントとアメリカ英語系アクセントの違いについて以下から当てはまるものをチェックしてください(複数選択)

 

該当者の人数の多い順に並び替え

人数 平均 平均-標準偏差 平均+標準偏差 標準偏差  
29 744 584 905 160 E. 意識して学習したことはない
21 783 619 947 164 B. リスニングテストで重要だ
18 680 521 838 159 A. アクセントの違いについて特に意識した経験がない
17 749 599 898 149 H. 留学や外国人との交流の中で重要だと考えるようになった
13 840 733 947 107 F. リスニングテスト以外でも外国人との交流で役に立ったことがある
10 884 811 957 73 C. リスニングテストで重要とは思わない
8 848 739 957 109 K. インド訛りやロシア訛りなどの訛りや黒人英語、その他の地方訛りはコミュニケーションを妨げている
5 898 857 939 41 D. 意識して重点的に学習している
4 863 776 949 86 I. 留学や外国人との交流の中で最初は気にしていたが今は気にならなくなった
2 890 780 1000 110 J. イギリス英語やアメリカ英語の違いや訛りは英語でのコミュニケーションを妨げている
0 0 0 0 0 G. リスニングテスト以外であまり役に立ったことがない

 

標準偏差が高いもので並び替え

人数 平均 平均-標準偏差 平均+標準偏差 標準偏差  
21 783 619 947 164 B. リスニングテストで重要だ
29 744 584 905 160 E. 意識して学習したことはない
18 680 521 838 159 A. アクセントの違いについて特に意識した経験がない
17 749 599 898 149 H. 留学や外国人との交流の中で重要だと考えるようになった
2 890 780 1000 110 J. イギリス英語やアメリカ英語の違いや訛りは英語でのコミュニケーションを妨げている
8 848 739 957 109 K. インド訛りやロシア訛りなどの訛りや黒人英語、その他の地方訛りはコミュニケーションを妨げている
13 840 733 947 107 F. リスニングテスト以外でも外国人との交流で役に立ったことがある
4 863 776 949 86 I. 留学や外国人との交流の中で最初は気にしていたが今は気にならなくなった
10 884 811 957 73 C. リスニングテストで重要とは思わない
5 898 857 939 41 D. 意識して重点的に学習している
0 0 0 0 0 G. リスニングテスト以外であまり役に立ったことがない
合計 127        

 

 

 

TOEIC平均点から標準偏差を引いた値で高いものから順に並び替え

人数 平均 平均-標準偏差 平均+標準偏差 標準偏差  
5 898 857 939 41 D. 意識して重点的に学習している
10 884 811 957 73 C. リスニングテストで重要とは思わない
2 890 780 1000 110 J. イギリス英語やアメリカ英語の違いや訛りは英語でのコミュニケーションを妨げている
4 863 776 949 86 I. 留学や外国人との交流の中で最初は気にしていたが今は気にならなくなった
8 848 739 957 109 K. インド訛りやロシア訛りなどの訛りや黒人英語、その他の地方訛りはコミュニケーションを妨げている
13 840 733 947 107 F. リスニングテスト以外でも外国人との交流で役に立ったことがある
21 783 619 947 164 B. リスニングテストで重要だ
17 749 599 898 149 H. 留学や外国人との交流の中で重要だと考えるようになった
29 744 584 905 160 E. 意識して学習したことはない
18 680 521 838 159 A. アクセントの違いについて特に意識した経験がない
0 0 0 0 0 G. リスニングテスト以外であまり役に立ったことがない
合計 127        

 

 「D. 意識して重点的に学習している」の回答者について

「D. 意識して重点的に学習している」と回答した人は76名中5名(6.5%)と予想よりはるかに少なかった。この5名については、英語の自己評価が総じて高い上に、米英アクセントの聞き分け能力は「C. 自然な会話からなら半分くらい  50~60%程度」が最頻であったため、「D. 意識して重点的に学習している」人の英語能力は高いと言えるだろう。ただし、5名しか選択者がいないことから確度が高いとは言い難い。今回のアンケートがリスニング試験やTOEICに意識が向くように作られていることから、普通の日本人英語学習者はTOEIC試験などのリスニング試験対策の際にアクセントを重点的に学習はしていないと言えるだろう。

 

 「D. 意識して重点的に学習している」と回答した5名のそれぞれの回答結果

6.最後に受験した判明済みのTOEICスコア8.英語圏への留学および生活経験 9.英語の自己評価 10.ネイティブ(アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア人のみ)との英会話レベル23A.米英の聞き分け(TOEICを判断基準にしてもよい) 23B.自然な英語の米英の聞き分け

TOEIC 845~895 C1. 2~3週間以内の留学や生活 B2. リーディングは得意だが、外国人を目の前にすると緊張してすぐに会話が途切れる A. 外国人と英語で、ほとんど話したことがない D. たくさん聞けば多分できる D. 分かりやすい人の会話なら分かる 30~40%程度
TOEIC 945~975 B. 英語圏への1週間以内の旅行のみ E. 英語でのコミュニケーションにあまり困らない E. ネイティブの友人にナチュラルスピードの速い会話で話しかけられても、ほとんど困らない A. 聞けば必ずすぐに分かる C. 自然な会話からなら半分くらい  50~60%程度
TOEIC 845~895 A. 英語圏での留学や生活はない E. 英語でのコミュニケーションにあまり困らない D2. 非ネイティブ及びネイティブと英語で日常会話ができる A. 聞けば必ずすぐに分かる A. 自然な会話からでもほぼ当てれるし、イギリス出身者のアメリカ訛りとかも見抜ける90%程度
TOEIC 845~895 E. 1年以内の留学や生活 D. 日常会話ができるレベル D2. 非ネイティブ及びネイティブと英語で日常会話ができる B. 30~40秒も聞けば必ず分かる B. 自然な会話からでも結構当てれる 70~80%程度
TOEIC 900~940 E. 1年以内の留学や生活 D. 日常会話ができるレベル D2. 非ネイティブ及びネイティブと英語で日常会話ができる C. 1分ぐらい聞けば多分分かる C. 自然な会話からなら半分くらい  50~60%程度

 

 

 

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